小浜市議会 > 2016-09-09 >
09月09日-03号

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  1. 小浜市議会 2016-09-09
    09月09日-03号


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    平成28年  9月 定例会(第3回)   平成28年9月9日小浜市議会定例会会議録(その3)●出席議員(18名) 1番  熊谷久恵君  2番  竹本雅之君 3番  牧岡輝雄君  4番  藤田靖人君 5番  佐久間 博君 6番  西本清司君 7番  小澤長純君  8番  今井伸治君 9番  能登恵子君  10番  下中雅之君 11番  三木 尚君  12番  垣本正直君 13番  藤田善平君  14番  風呂繁昭君 15番  富永芳夫君  16番  清水正信君 17番  池尾正彦君  18番  宮崎治宇蔵君●欠席議員(なし)●地方自治法第121条の規定による議場出席者職氏名     市長        松崎晃治君     副市長       東 武雄君     総務部長      伊須田 尚君     総務部特命幹    安田一雄君     総務部次長     檀野清隆君     総務部次長     松川雅弘君     総務部生活安全課長 岩滝満彦君     企画部長      刀禰幸広君     企画部次長     東野克拓君     企画部財政課長   松見一彦君     民生部長      松井俊樹君     民生部次長     岡 正人君     民生部子ども未来課長               佐々木宏明君     民生部高齢・障がい者元気支援課長               清水淳彦君     民生部市民福祉課長 山本佳代子君     産業部長      天谷祥直君     産業部次長     和久田和典君     産業部次長     御子柴北斗君     教育委員会教育長  森下 博君     教育部長      大下雅章君     教育部次長     前野浩良君     教育部教育総務課長 谷 義幸君●議会事務局長および書記 議会事務局長        齊藤睦美 次長            領家直美 書記            濱田麻希●議事日程   平成28年9月9日 午前10時開議  日程第1        一般質問  日程第2 議案第69号 小浜美郷小学校校舎新築(建築)工事請負契約の締結について       議案第70号 小浜美郷小学校校舎新築(電気設備)工事請負契約の締結について       議案第71号 小浜美郷小学校校舎新築(機械設備)工事請負契約の締結について       議案第72号 小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事請負契約の締結について       議案第73号 小浜市民体育館耐震補強(建築)工事請負契約に関する変更契約の締結について                           午前10時00分開議 △開議 ○議長(下中雅之君) 本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(下中雅之君) 諸般の報告をいたさせます。 議会事務局長、齊藤君。 ◎議会事務局長(齊藤睦美君) 報告いたします。 9月8日、議会運営委員会、全員協議会、総務民生分科会がそれぞれ開催されました。 ただいまの出席議員は、18名であります。地方自治法第121条の規定による本日の議場出席者は、松崎市長ほか21名であります。 以上、報告いたします。 △会議録署名議員の指名 ○議長(下中雅之君) 本日の会議録署名議員は、小浜市議会会議規則第79条の規定により、議長において3番牧岡輝雄君、11番三木尚君を指名いたします。 本日の日程は、配付いたしました印刷物のとおりであります。 △一般質問 ○議長(下中雅之君) 昨日に引き続き、一般質問を行います。 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 日本共産党の宮崎治宇蔵でございます。ただいまから一般質問をさせていただきますので、誠意ある答弁をよろしくお願い申し上げます。 まず、最初の質問は、小浜市の目指す健康づくりについて質問をいたします。小浜市の医療介護を取り巻く現状と課題についてということで、まず質問させていただきます。 安倍内閣は、昨年実施した介護保険改悪に続き、さらなる制度改悪を計画しています。改悪でどんな影響を受け、今後どのような影響が出るのか、危惧されます。2015年実施の改定で、要支援1、2の訪問介護、通所介護を保険から外し自治体事業に移す。次に年収、年金収入が280万円以上の3割負担、そして特養ホーム入所を要介護3以上に限定、それから低所得の施設入所者への食費、部屋代の補助要件を厳しくすることが行われました。 さらに、今後、要介護1、2の通所介護や訪問介護の生活援助、福祉用具レンタルを保険給付から外すことや、74歳までの2割負担など、一層の給付抑制、負担増を検討し、来年の通常国会への法案提出まで計画しています。 今、介護保険は重大な岐路に立たされています。そして、認知症対策も大きな岐路でございます。認知症の高齢者は462万人、MCIの400万人を合わせると、高齢者の4人に1人が認知症か予備軍といわれる中、政府は2015年、認知症対策の国家戦略、新オレンジプランを策定しました。認知症の基礎知識を学んだ認知症サポーターは770万人を超えています。認知症は全ての人にかかわる社会的課題という認識が強まっているのは大きな前進であります。病症が初期のうちにプロがかかわることが大事だということがプランの精神であります。医療や介護の専門職が早期に診断対応する認知症初期集中支援チームが2018年度から全市町村に設置されます。また、認知症の人と家族が一緒に、専門家や地域の人と交流する認知症カフェも重視しています。 ところが、どうでしょうか。 政府が進める介護保険の見直し計画では、初期集中支援やカフェの後の対応が途絶え、初期の人へのサービスに空白ができてしまいます。病気が進むのは目に見えています。早期の診断、対応が重要といいながら、要支援ばかりか要介護1、2までも介護保険の対象にしないというのは、政府の方針はどこから考えても理屈が立ちません。ひど過ぎます。 今、こういう政府のやり方に対して、福祉や医療にかかわってる人や団体から懸念の声が上がっております。今、私たちは、声を上げてこの流れを変えていかなければならないと思っております。 そういうことで、質問させていただきます。 初めに、小浜市の医療、介護を取り巻く現状と課題について、最初に医療を取り巻く現状認識と、その課題について、お尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 高齢・障がい者元気支援課長、清水君。 ◎高齢・障がい者元気支援課長(清水淳彦君) お答えいたします。 2025年、いわゆる団塊の世代の方が全て75歳以上となる中、医療や介護が必要な状態になっても、できる限り住みなれた地域で安心して生活を継続できるよう、切れ目のない医療サービス、および介護の提供体制が必要となっております。今後、医療に関しましては、高齢化の進展に伴い、慢性疾患を抱える患者や手術後等の回復期に時間を要する患者、また自宅で暮らしながら医療を受ける患者の増加が予想されまして、退院して家に帰りたいが往診してくれる医者が見つかるのかといった不安や、1人暮らしや高齢の夫婦だけになっても住みなれた地域で安心して暮らせるのかといった不安が市民の間にあるのではないかと思われます。そのような状態にならないために、これまでの治す医療から地域で治し支える医療を目指しまして、患者の状態に応じた適切な医療を提供しますとともに、患者ができるだけ早く社会に復帰し住みなれた地域で暮らせますよう、行政や医療関係者、また介護事業者等が連携しまして、施策を進めていく必要がございます。 方向性としましては、医療、介護、住まい、生活支援等のサービスが身近な地域で包括的に確保されます地域包括ケアシステムの構築が挙げられます。その中の課題としましては、在宅医療の充実が重要でありまして、医療と介護が連携し、在宅等の高齢者一人一人に必要なサービス等が提供される体制を整備していかなければならないと考えております。 また、退院した患者や在宅の高齢者等が継続的に自立した生活を送ることができますよう、身近なところでリハビリを受けることができたり、また必要な場合に往診していただける医者が近くにいて、必要な訪問看護サービスを受けることができるなど、今後、在宅医療や生活支援など、ニーズに応えるサービス等が切れ目なく提供できる医療体制を構築していくことが重要であると認識しております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) それでは続きまして、2025年問題に向けて、今度は介護ですね、介護を取り巻く現状認識について、お尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 高齢・障がい者元気支援課長、清水君。 ◎高齢・障がい者元気支援課長(清水淳彦君) お答えいたします。 介護保険制度が施行されまして、もう15年が経過し、介護給付の給付費の大幅な増加、介護に携わるスタッフ等の不足、そういったさまざまな問題が持ち上がってきております。今後、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、介護サービスのニーズが急増していきますことから、医療を初め介護などの負担と給付が大きく変わり、社会保障の運営が一層厳しくなってくると認識しております。 こうした状況に対応するため、介護保険制度は3年に1度改正を重ねてきておりまして、平成26年の改正におきましては、要支援者対象である予防給付の通所介護と訪問介護が介護予防日常生活支援総合事業へと移行し、全国一律のサービスではなくて、市町村が中心となって地域の実情に応じて現行相当サービスや基準を緩和したサービス、また住民みずからが主体となるなど、多様な主体による多様なサービスを、この平成29年4月から開始していくこととされました。今後、高齢者に可能な限り住みなれた地域で自立した日常生活を営んでいただくために、支援を必要とする高齢者を地域で支える仕組みづくりに取り組みますとともに、行政や介護サービス事業者、地域住民等が連携しながら、介護予防を推進していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) それでは、今、現状と課題について、それぞれ答弁していただきましたけれども、次には、小浜市民の健康づくりの推進、そのための目標ですね。10年、20年先を見据えた小浜市の健康づくり推進のための目標をお伺いしたいと思います。 今、市民の間では、高齢者は老後の健康を非常に心配されておりますし、市民の健康に対する認識は非常に高くなっております。そういうことで、小浜市の健康づくりの質問をさせていただきます。 まず、健康づくりの取り組みについて、どのような目標で取り組んでいるのか。その中でどのような課題があるのか、お伺いいたします。 ○議長(下中雅之君) 市民福祉課長、山本君。
    市民福祉課長(山本佳代子君) お答えします。 小浜市の健康づくり施策は、第5次総合計画にあります「夢と生きがいに満ちた健康で安心して暮らせる長寿のまちをめざして」を基本理念に、市民一人一人が自分の健康に関心を持ちながら、疾病予防を心がけ、心身ともに生き生きとした健康的な生活ができることを目指しております。 健康づくり施策は、健康管理センターが中心となり、健康づくりの3要素である栄養、運動、休養について、普及啓発、各種健康診査、健康相談、健康教育等を実施しているところでございます。 栄養については、広報おばまやチャンネルO等で広く健康的な食べ方について普及啓発するとともに、成長期には、乳幼児健診や子育て教室等を通して、成長に必要な栄養や食べさせ方の学習の機会を提供しております。また、青年期以降は、生活習慣病を予防する観点から、特定健診や健康教室等において、毎日の食事と体の関係の学習を初め、個人や家庭に合わせた適度な栄養のバランスと量が相談できる機会を提供しております。 運動については、食生活改善推進員オリジナル体操「みんな笑顔で」や、ラジオ体操の普及を図るとともに、健康管理センターや公民館等での運動教室の開催や、機能訓練室等で個別の相談に応じながら効果的な運動ができるように指導を行っております。 そして、休養につきましては、乳幼児期の生活リズムの確立と学童期以降の十分な睡眠の確保、さらには、ストレス解消が重要であるとして、各種健診や相談、教室の際に、学習の機会を設けるなど、生活リズムの確立を中心とした健康づくりを推進しているところでございます。 しかし、高齢者人口の増加や生活習慣の乱れ、偏り等により、生活習慣病罹患者、さらには生活習慣病の重症化等による入院や要介護状態となる人は増加傾向となっております。また、生活習慣病には遺伝的な要素もありますが、食事や運動、生活リズム等において好ましくない生活習慣の継続が高血糖やメタボリックシンドローム、内臓脂肪症候群になるなど、若い世代にも生活習慣病のリスクを抱えている人が少なくありません。将来の生活習慣病の発症を予防し、健康で生き生きとした暮らしを守るためには、市民一人一人の健康的な生活の継続が重要でありますが、長年培われてきた生活習慣を変えること、健康意識を高め行動を変えることは、容易ではないと認識しております。そして、その健康づくりに向けての取り組みを継続させていくことが大きな課題となっております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) それでは、これからの健康づくりの推進の取り組みについて、お伺いいたします。 ○議長(下中雅之君) 市民福祉課長、山本君。 ◎市民福祉課長(山本佳代子君) お答えします。 これからの小浜市における健康づくりへの取り組みとしましては、平成3年度に健康都市として宣言しました、自分の健康は自分でつくること、健康づくりを地域ぐるみで推進することを基本方針としております。 具体的には、1、健康的な生活の推進、2、生活習慣病の発症予防と重症化予防、3、健康を支え守るための環境づくりの3つを基本とし、健康づくりの3要素である栄養、運動、休養を中心に、事業を展開していくこととしており、現在、そのための健康増進計画「第二次健やかおばま21」を策定中でございます。 生き生きとした暮らしは自分1人だけでは成り立たず、家族、友人、地域がともに健康でなくてはならないものでございます。健康に対する意識や行動を変え、さらに継続していくには、生活のあらゆる場所で正しい生活習慣や健康情報を見聞きし、学ぶ経験を積み重ねることが大切でございます。そのためにも、さまざまな機会を活用し、健康づくりについて学習する場の提供や、地域、仲間とともに取り組んでいける仕組みづくりが必要であると考えております。健康づくりは人づくりであり、まちづくりであることを念頭に、改めて健康都市宣言に掲げる地域ぐるみで取り組む健康づくりを市全体で支援し、市民が健康で、自立して、長生きできる小浜市を目指していくところでございます。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) ただいま答弁でありましたように、健康づくりの中心が拠点施設である健康管理センターという答弁がございましたし、それから、市民総ぐるみで、やはりこれから小浜市の健康づくりを推進していかなければならないという答弁でございました。 それでは、その拠点施設である健康管理センターの整備と体制について、お尋ねいたします。 今後、健康づくりを活性化していくためには、第5次総合計画の取り組み内容による健康管理センターの整備が非常に重要となってくると思いますが、いかがでしょうか。 先ほども申し上げましたように、やはり10年後を考えた場合、その拠点である健康管理センター、今、この健康管理センターの整備が重要だと思います。それから、今、答弁がございましたように、市民総ぐるみで、拠点施設に指導していただくことも含めて、市民総ぐるみで拠点施設を整備していただいて、市民総ぐるみ健康づくりを推進していかなければならないと私は思いますが、この整備について、どういう考え方かお尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 高齢・障がい者元気支援課長、清水君。 ◎高齢・障がい者元気支援課長(清水淳彦君) お答えいたします。 第5次小浜市総合計画におきましては、保健福祉分野に関しまして、第2章で「夢と生きがいに満ちた健康で安心して暮らせる長寿のまちをめざして」におきまして、健康寿命の延伸や疾病予防の推進を掲げておりまして、健康増進や介護予防などの拡充が必要であり、また、高齢者の介護予防だけでなく、青壮年期からの健康づくりも重要となっております。 今後、生涯にわたる健康づくりを推進していくためには、市民がそれぞれのライフステージや健康状態に応じて生き生きと生活できますよう、健康づくりの取り組みをより一層拡充、充実していくことが不可欠でありまして、小浜市の保健福祉の拠点施設として健康管理センターが果たす役割は大変重要であると認識しております。現在の施設は、市民の憩いの場、安らぎの場として、また健康づくりや保健活動の拠点として、昭和55年に供用を開始しまして、もう既に築30年を超え、老朽化が進みますとともに手狭になってきておりまして、何らかの対応が求められている状況にございます。 こうしたことから、施設のリニューアルに取り組む必要があると考えておりまして、乳幼児期から高齢期までの全ての年代において、誰もが利用しやすく、また機能性を重視した施設にしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 非常に重要だという答弁でございました。 健康づくりについては、ハード整備でなく体制整備についてもしっかり整備していく必要があると思いますが、ソフト、体制ですね、体制についてはどのような考えかをお尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 高齢・障がい者元気支援課長、清水君。 ◎高齢・障がい者元気支援課長(清水淳彦君) お答えいたします。 施設におきましては、市民一人一人が健康状況を自覚しますとともに、健康増進、介護予防に努めることができるよう、現在の健康管理センターの機能を基本としつつ、機能の充実と改善を図っていく必要があると考えております。 妊娠期から乳幼児期のすこやかな育成を支援する母子保健機能を充実させますとともに、疾病の早期発見、早期治療を目的とします健診機能を充実させ、また青壮年期から高齢期における健康づくり、介護予防の拠点として健康チェックや健康維持のための運動などができる機能を拡充するなど、市民の健康づくり、介護予防を積極的に支援する体制をつくってまいりたいと考えております。これら保健、健康、子育てなど、気軽に相談できる体制を整備していくことによりまして、子育て、保健指導、介護予防の各ステージで切れ目のない支援ができるものと考えております。 小浜市の健康づくりの拠点施設として、また高齢者や妊婦、および子育て世代の方々にとっての憩いの場として、気持ちよく何度も足を運んでいただける、運びたくなる、そういった施設、また笑顔で安心してお越しいただける施設にしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) この問題で、最後に1点だけお伺いして終わります。 今、答弁がございましたように、やはり、今、国の制度がだんだん改悪されまして、このままいきますと、介護保険ほか地域医療も大変厳しい状況で、今でも厳しいわけですけれども、さらに厳しくなります。 そしてまた、先日の広報にも記載されておりましたけれども、介護予防日常生活支援総合事業が来年平成29年4月からスタートします。そういうことで、今、包括の方が地域に出かけていただいて、市民の皆さんにそういう認知症予防の体操とかいろいろやっておられます。 そこで、私は先ほどから申し上げております、今、やはり健康管理センターの整備が、今ですよ、これは時機を逸すると、意味がなくなるわけじゃないんですけど、やはり、今、大事やと私は認識しております。 そして、やはり、市民総ぐるみでこの健康、それから認知症予防、さらに、これから改悪されていきますと、介護保険からいろんな高齢者が外される可能性があります。そういうことを受け入れて市がやろうとすれば、やはり健康管理センターに市民が集まって、そういう包括の方の指導をいただいて、皆さん一緒に取り組んでいく必要があるのかなと思っております。 そういうことで、健康管理センターをぜひともこの機会に整備していただきたいと考えますが、市長の答弁、ございましたら、お願いしたいです。 ○議長(下中雅之君) 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) お答えいたします。 医療・介護を取り巻く現状というのは、大変厳しくなっていく状況でございまして、日ごろから市民の皆さんの一人一人が健康づくりに取り組んでいただくということは、大変重要であると考えております。この点については、ほんとうに宮崎議員、おっしゃるとおり、健康づくりというのは非常に重要であると私も考えております。 市民の皆様に健康で長生きしていただくこと、また安心して出産、子育てをしていただくことが何よりも大事であると考えておりまして、健康で安心して生活を送ることができるように支援していくために、健康長寿活動の推進と健康管理センターリニューアルというのは非常に大事であるということで、私の公約にも掲げているところでございます。できるだけ早い時期に、リニューアルに取り組んでいきたいと私は考えておるところでございます。 健やかに生まれ、健やかに育ち、健やかに生きていけるように、生涯を通じた健康づくりを地域ぐるみで推進していくことが健康都市小浜として非常に重要であると考えておるところでございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) くどいようですけども、健康管理センターの整備、今、今やないとあかんと思いますので、ぜひとも、いろいろ建物が古くなってるので、大変お金も要る時期やと思うんですけども、やはり優先順位からすると市民の健康が一番大事やと私は思いますので、ぜひともそこのところ考えていただいて、一日も早い整備、そして市民ぐるみで健康づくりを推進していただきたいと思いますので、お願いします。 それでは続きまして、広域避難訓練について、お尋ねいたします。 8月27日、8月28日、広域避難訓練が行われました。この避難訓練について、お尋ねいたします。 原発事故時を想定した広域避難計画と、その訓練について、お尋ねいたします。 今回は、熊本地震後の訓練となりますので、やはり地震の要素を加えた訓練をすべきでありました。すなわち、基準地震動を大きく超える熊本での実測値1,580ガル程度の地震に繰り返し高浜原発が見舞われ、放射性物質が放出された事故想定であります。その際に、5キロから30キロ圏内の住民は自宅退避という計画ですが、巨大地震と余震が繰り返される中で、自宅は破壊される、自宅にとどまるのは怖いというようなのが、今、熊本で起きた現状でございます。今、計画している2段階避難が困難になった場合の実効性の検証、それから27号、高速道路を含めた道路が巨大地震で通行どめになった場合の訓練、検証、それが大事になるかなと思いますが、最初に、今回の広域避難訓練の全体概要について、お尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 27日につきましては、高浜発電所を対象とした訓練であり、全地区住民を対象とした広域避難訓練を実施いたしました。 訓練は、午前6時に若狭湾沖で震度6の地震が発生し、午前8時に施設敷地緊急事態、午前9時に全面緊急事態となる想定で行われております。 訓練参加者につきましては、午前9時に屋内退避を行い、その後放射性物質が空気中に漏えいしたとの想定で、午前10時の避難指示によりバス等で広域避難を行いました。 途中の経路におきまして、若狭合同庁舎等における安定ヨウ素剤の配布、美浜町役場におけるスクリーニング・除染の訓練が実施されております。 今回、市内全12地区および小学校3校の児童、合計約350名の住民が訓練に参加いたしました。 また、28日につきましては、大飯発電所を対象とした訓練であり、本市におきましては、PAZの5キロ圏であります泊・堅海区の住民を対象とした広域避難訓練を実施いたしました。 訓練想定につきましては、初日と同様でありましたが、住民は空気中への放射線物質の漏えい前の午前9時に越前市へ避難を実施しております。泊・堅海区の住民約30名が訓練に参加いたしました。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) それでは続きまして、住民の避難方法について、お尋ねします。 避難手段として、今回、バスを使ってるわけですね。それで、この避難計画は乗用車ということになっております。調べますと、越前市、鯖江市の広域避難については、越前市へは1万8,861人、乗用車が6,287台、鯖江市には1万1,595人、乗用車は3,865台という計画でございますが、今回バスで訓練したわけですけど、これはどういうことでしょうか。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 今回の避難手段といたしましては、県が定めた実施要領によりまして、バスを主な交通手段として訓練を実施したところであります。 本市におきましては、バス18台および普通乗用車10台等を使用して訓練を実施いたしました。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 実際、自家用車の避難によると渋滞が発生すると。先ほども申し上げましたように、車ですと1万台ですよ。1万台で、自家用車で実際こういう事態になりますと渋滞が発生するというのが、今までからも何回も、私、指摘もしておりますが、この点について、お尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 ご指摘のとおり、実際には自家用車避難が中心になるということが想定され、渋滞は発生するということが予測はされます。そのため、本市の広域避難計画におきましては、住民の避難を円滑にするための手段といたしまして、段階的避難の実施を定めております。 また、今回の訓練におきましては、警察によります交通渋滞等を想定いたしました主要交差点における交通整理や避難誘導等の交通対策訓練も実施されております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 次に、住民の避難の際の問題については、ちょっと飛ばします。 次は、安定ヨウ素剤について、お尋ねいたします。 前回までの訓練から変更された点について、お尋ねいたします。 先ほども申し上げましたように、これはバスですと、答弁ございました、バス18台でしょ。これ、乗用車ですと1万台です。この1万台が合同庁舎に行くことになりますね。今回の訓練、12地区がバス18台で合同庁舎へ行ったわけですから、そこで、実際あったということで仮定しますと、1万台の車が合同庁舎へ行くことになりますが、そういうことも含めて、渋滞も含めて、訓練のヨウ素剤配布にかなり時間がかかったわけです。この点について、お伺いいたします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 安定ヨウ素剤の緊急配布訓練につきましては、これまで訓練参加者へ個別問診等を行いまして実施されております。そのため、長時間を要していたということでございました。 そのため、今回、県におきまして、配布方法等の見直しが行われ、原則としましてヨウ素アレルギーの方や配布を希望されない方を除きまして、全員に配布するという方針を決定いたしております。今回の訓練におきましては、平成28年5月に見直しをされました県の安定ヨウ素剤配布マニュアルに基づき実施されております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 次に、全市民に配布した場合、混雑は予想されると考えますが、この点について、お伺いいたします。 先ほどから繰り返し言っておりますが、今回はバスでした。実際、乗用車ですと、私、この間、バスで訓練に参加しましたけど、はかってみましたら4分でした。昨年の若狭町の上中庁舎での訓練は、1人10分でした。はかりましたら。ですから、ヨウ素剤配布にかなり時間がかかるんです。その点、お伺いします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 ご指摘のとおり、多くの市民へ安定ヨウ素剤を配布することにつきましては、相当の時間を要することが予想されております。緊急配布におきましては、従事するスタッフの迅速な対応をはじめまして、状況に応じた複数の場所での配布が必要となることが想定されます。今回の訓練におきましては、2カ所を設定して配布を行いましたが、実際の有事の際には、配布場所につきましては、市内における複数の候補地を設定しておりまして、状況に応じて配布場所を決定することになると考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) それでは、ちょっと時間が大分狂ってきましたので、大分飛ばします。もう最後にします。 今回、私、訓練に参加して思いましたんですけど、大変多くの職員が、訓練ですけど、たくさん出ておられました。 それから、私、心配したのは、この放射能に対する知識ですね。例えば、ヨウ素剤を渡すときの職員がもうかなり大勢の方が出ておられたんですけども、長時間にわたって外でそういう対応をせなあかんことになりますので、それで最後にお尋ねしたいのは、今回の訓練に参加した職員数と、職員の原子力防災に関する知識ですね。この取り組みについて、お尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 両日の訓練におきましては、住民の避難誘導や安定ヨウ素剤配布などにおきまして、延べ170人の市職員が参加いたしました。 また、職員への研修といたしましては、ことしの2月と8月に原子力防災研修を開催いたしまして、放射線の基礎知識を初め、原子力災害時の避難行動に係る基礎知識等の習得を目的として、180人が受講しております。 原子力防災につきましては、専門的な知識が不可欠でありますことから、今後も引き続きまして職員のスキルアップを図っていく必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) それで、最後にちょっと、私も訓練に参加しまして、今までからここで訓練についてはたびたび質問させていただいておりますが、やはり訓練の総括を小浜市としてもきちっとしていただいて、県のほうへどんどん出していただかないと、私はさっきからくどいように言ってますけども、今回バスの避難でしたでしょう。やはり乗用車を少なくとも何台か、極端に言うたら500台ぐらい出して訓練しないと、こんな訓練をやってたのでは、もう実際間に合いません。こんな、バスでやってたのでは。ですから、先ほど言いましたように、合同庁舎に12地区のバスが全部行ったということは、乗用車が全部行くことになりますから、大変な事態になりますよ。あそこで、渋滞どころかもう1日以上あそこに皆さん車で寄ってくることになりますので。ですから、そういうことですので、県にしっかり言うてもらわないと、訓練したからオーケーじゃないので、小浜市としてきちっと総括していただいて、県のほうへ上げていただきたいということを要望しまして、次の質問をさせていただきます。 次は、規制庁への説明要請についてということで、質問させていただきます。 大飯原発の基準地震動について、当時の規制委員会の審査責任者が熊本地震の知見を踏まえて、過小評価であり、再計算すれば適合性審査で関電が示した856ガルを大幅に超え、最大では1,550ガルになると規制委員会の再計算を批判していることは、私たち県民にとっては衝撃であります。いわば、合格証を出した当事者が合格証は間違いだったと主張しているのであります。改めて、規制委員会の規制審査のやり直しを求めていただきたいと思いますが、その点について、見解をお伺いします。 また、原子力規制委員会は関西電力の40年を超えた老朽原発を60年まで動かすという高浜1、2号機の運転延長を認めました。幾ら外回りを新しくしても、中枢の原子炉圧力容器本体は取りかえがきかず、中性子による老朽化が進行しています。事故の際に冷却水注入による急激な温度変化に耐えられず、圧力容器破損につながりやすく、手がつけられない大事故となります。このような老朽原発は、再稼働はそもそも検討すべきではありません。 以上の2点について、市の見解をお伺いします。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、刀禰君。 ◎企画部長(刀禰幸広君) お答えいたします。 核原料物質、それから核燃料物質および原子炉の規制に関する法律では、発電用原子炉を運転することができる期間は40年と定められておりますが、原子力規制委員会の認可を受けることによりまして、1回限り、最長20年の運転延長ができることとなっております。 また、大飯発電所の基準地震動につきましては、適合性審査におきまして、了承済み地震動は不確かさを考慮の上、安全面に立った相当の大きな設定であるといたしまして、現状のまま見直しは不要と原子力規制委員会は判断したところでございます。 いずれの件に関しましても、原子力規制委員会において、中立、公正な立場で、専門的知見に基づき、科学的、技術的な見地から対応されるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 規制庁の判断であるということですけども、それでは、非常に説明責任の大きな、そういう点では地元に対する説明責任が必要かなと思います。 それで、お願いがありますのは、小浜市の環安協において、規制庁への説明要請について、お尋ねしたいと思います。 私、8月2日に国の規制庁や内閣府に原発問題で要請に行った際に、この問題を担当者にお聞きしまして、「小浜市から要請があれば検討していただけますか」と聞きましたら、「検討します」ということでしたので、ぜひとも小浜市のほうから規制庁に要請していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、刀禰君。 ◎企画部長(刀禰幸広君) お答えいたします。 原子力発電小浜市環境安全対策協議会は、原子力発電に伴う環境の安全対策などについて協議することを目的に、議会、それから教育委員会、農業委員会、公共団体等の役員または職員などで組織されております。 協議会では毎年、常任委員会、それから総会、原子力発電所周辺等に対する環境安全対策の取り組み状況の調査、研究、および資料の収集として、委員の研修会を開催しているところでございます。昨年度の研修会では、エネルギー政策における原子力発電、それから原子力防災、新規制基準適合審査の状況について、それぞれ関係機関から講師をお招きし、開催したところでございます。 今年度の研修会の内容や講師につきましては、議員ご提案を含めまして、検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 環安協での規制庁の説明をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次に、子どもの医療費窓口無料化について、お尋ねいたします。 子どもの医療費の窓口無料化とは、保護者が医療機関の窓口で支払うべき医療費を市が直接医療機関に支払う現物給付方式をいいます。福井県および本市の医療費助成の方法は、医療機関の窓口で保護者が一旦医療費を支払い、後から保険適用分を保護者の口座に振り込む償還支払い方式でございます。 全国で現物給付方式をとっていない県は、平成26年4月時点での調査は福井県を含めて11県でした。先日、これから答弁があります担当課の課長さんにお尋ねしたところ、現在では福井県を含めて8県です。このように、多くの自治体が独自の助成を行っているものの、独自の助成を行った場合、国から国民健康保険事業の療養給付費等国庫負担金を減額されるペナルティーが科せられ、無料化拡大の妨げになっています。このような中で、国は子育て支援の観点から、医療費助成がどうあるべきかや、ペナルティー制度の見直しについて検討することとしています。 そこでお聞きしたいのは、一方、県は、国の財政上ペナルティーが廃止になれば、子どもの医療費の窓口無料化を行う計画であるが、県と市町との検討状況の現状をお伺いします。 ○議長(下中雅之君) 子ども未来課長、佐々木君。 ◎子ども未来課長(佐々木宏明君) お答えいたします。 議員のご質問にありましたとおり、現在福井県内全市町の子ども医療費の助成方法については、医療機関の窓口で保護者が一旦医療費を支払い、後から保護者の口座に振り込む償還払い方式で行っております。 この保護者が医療機関の窓口で一旦支払うべき医療費をなくし、市が直接医療機関に医療費を支払う現物給付方式である窓口無料化を行った場合は、国から国民健康保険事業の療養給付等国庫負担金が減額されるなどのペナルティーが科せられることになり、窓口無料化の妨げになっているところでございます。現在、国におきましては、このペナルティー制度の見直しについて検討されておりまして、今年末までに結論を得るとの方向性が出されております。 これを受けまして、福井県および市町の担当者が集まりまして、国の制度改正が行われた際には速やかに対応できるよう、実施時期や対象年齢等について意見交換や検討を進めるとともに、関係機関から窓口無料化に向け必要な事務の流れについて説明を受けるなどの研修を行っているところでございます。 今後、本市におきましても、国の動向を見極めながら、県内各市町と足並みをそろえまして、窓口無料化が実施できるよう検討を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 窓口無料化、一日も早く実現していただきたいと思います。 今、子育て世代が大きな負担で、非常に経済的にも大変な事態でございます。そういうことで、もう福井県は8県の中に入ってますので、全国は窓口無料化してますので、ぜひとも国のほうにも要請していただいて、早い段階でそういうふうになるようにお願いしたいと思います。 それでは、最後の質問でございます。 非常勤職員の待遇改善について、お尋ねいたします。 先日、新聞報道によりますと、本県の最低賃金が22円引き上げということで、最大時給754円という見出しで報道されておりました。 そういうことで、この新聞報道では、引き上げ率は3.01%で、2015年度の2.23%を大幅に上回り、額と同様に2002年度以降で最大と、政府は6月に閣議決定した1億総活躍プランや骨太方針で年率3%の引き上げ目標を掲げていたということでございます。そして、今回の引き上げが適用されると、県内の労働者約9,000人に影響するということが新聞報道でされております。 そこで、お尋ねいたします。 2016年度最低賃金引き上げに伴う小浜市の非常勤職員の待遇改善について、お尋ねいたします。 昨日も職員数の問題がありましたけども、お聞きしますと、平成28年度におきまして、非正規・非常勤職員の人数は278人ということで、正規と非常勤職員の割合が48.4ということで、非常に非常勤職員の割合が高くなっております。 それで、お尋ねします。10月1日から福井県の最低賃金が22円引き上げられ、1時間754円となりますが、小浜市ではどのようになるのか、お尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 総務部次長、檀野君。 ◎総務部次長(檀野清隆君) お答えいたします。 福井県の最低賃金につきましては、平成28年9月1日、福井労働局が10月1日から現行時間額の732円を22円引き上げ、1時間754円に改正することを発表したところでございます。本市におきましても、臨時職員の一般事務等で改正後の754円を下回る職種があることから、対象となる職種について9月中に賃金の改定を行い、10月から適用する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 非常勤職員について、これまでどのような待遇改善が図られたのか。そしてまた、今回の最低賃金の大幅な引き上げに合わせて、非常勤職員全体の待遇改善は考えられているのか、お尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 総務部次長、檀野君。 ◎総務部次長(檀野清隆君) お答えいたします。 非常勤職員の待遇改善につきましては、平成20年度に勤務形態や報酬額の見直し、保育士の職務に合わせた格付等、大幅な改善を行ったところであります。また、平成27年度には、公民館長を除く全ての嘱託職員を一般職の非常勤職員として任用し直し、勤務時間等、一定の条件を満たす非常勤職員は育児休業等を取得することが可能となりました。これにより、育児休業につきましては、平成27年度は1名の保育士、平成28年度は、現在、給食調理員等2名が取得しておりまして、さらに今後2名が取得する予定でございます。 非常勤職員全体の待遇改善につきましては、現在、国におきまして、地方公務員の臨時職員、非常勤職員の適切な任用のあり方について研究会が設置されておりまして、年内に報告書をまとめる予定となっております。 本市では、毎年10月に来年度の臨時職員、非常勤職員の各課の要望等のヒアリングを実施しておりまして、今後は国の動きも参考としながら、本市の非常勤職員等の適正な人員配置や職種の見直し、さらには待遇改善について検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 今までの非常勤職員の待遇改善で、非常に成果が出てきとるというふうに、今、答弁がございました。育児休業がふえてきていますし、労働環境が非常によくなってきたなと感じました。 それで、最後に質問ですけれども、これは私のほうでもたびたび質問させていただいておりますが、特に子育て問題が、今、言われておりますので、専門的な資格を持つ保育士さんですね。保育士さんも、少しずつ上がっていくんですけども、10年で頭打ちになりますので、これを10年以上延ばしていただいて、今、非常勤職員の方でも本当に長期に一生懸命、しかも同一労働なんですね、正規の方と。そういう方の待遇を、やはりこの機会に変えていただきたい。保育士さんだけやなくて、保健師さんも。これからは保健師さんも非常に重要です。そういうことで、ほかにまた資格を持っておられる方も嘱託の方で頑張っておられますので、そういう方も含めて待遇改善をお願いしたいと思いますが、答弁をお願いしたいんです。 もう1回繰り返しますけども、今、勤続15年、20年、もっと多い方が非常勤職員の中にもたくさんおられます。そこのところ、考えていただいて、改善していただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(下中雅之君) 総務部次長、檀野君。 ◎総務部次長(檀野清隆君) お答えいたします。 現在、保育士につきましては、経験年数等をもとに、職務に応じた報酬額を設定いたしております。また、学校給食調理員につきましても、リーダーとして全体の取りまとめ等を行う者を主任学校給食調理員として一般調理員より高い報酬額を設定しております。 今後は、先ほどお答えさせていただきましたとおり、各課のヒアリング、それから国の動きを参考といたしまして、臨時職員、非常勤職員全体の検討を行う中で、専門的な資格を持つ方、それから長期でおられる方の待遇改善も検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 18番、宮崎治宇蔵君。 ◆18番(宮崎治宇蔵君) 検討していきたいということですけども、今、非常勤職員とかそういう方の待遇を改善しないと、昨年ぐらいから労働情勢が大きく変わっております。と申し上げるのは、有効求人倍率が非常に高くなってきております。そういうことで、待遇改善をきちっとしないと人が寄ってこないという状況が、これから出てくる可能性があると思います。そういうことで、その点も考えていただいて、ぜひともこの機会に待遇改善していただいて、やはり小浜市の労働環境をよくしていただいて、皆さん、働きやすいようにしていただきたいということを申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 1番、誠友会の熊谷久恵です。議長のお許しをいただきましたので、発言通告書に従い、件名1、防災の取り組みについて、件名2、自然を生かしたみがくまちづくりについて、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 それでは、市長におかれましては、今期3期目の当選、誠におめでとうございます。今回、「小浜を研く」とスローガンを掲げられて臨まれておられるわけですけれども、早速足元をみがくところから始めておられるのを感じます。 各部署、棚の上に物がなくなり、そして、机の上も必要な物だけになっていってると思います。庁舎内の景色が変わってきたなと感じております。一番奥のほうにいらっしゃる部長の姿が手前から見えるような感じで、顔が拝見できて、今までと違う、庁舎内が変わろうとしている姿がうかがえます。 場が整えば心が整うと言います。公約にもあるように、行政をみがく市長の今期の意気込みを感じているところです。 さて、8月27日、28日に国、県の原子力防災避難訓練計画に基づき、広域にわたる避難訓練が実施されました。 昨年11月、原子力発電所安全対策特別委員会の受け入れ先に指定されている越前市と鯖江市へ視察に行かせていただきました。受け入れ先の現地視察とともに、受け入れ体制を伺うことができました。その際、住民が現地へ出向いての避難訓練の必要性を強く感じておりましたので、今回、市民の方々と一緒に私も市民の1人として参加させていただき、いい経験ができたと思っております。 今回は、公約にある「生活をみがく」中の地域の防災力の強化、自助・共助の意識の部分を主体に質問していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 原子力防災訓練で、初めての広域避難訓練でしたが、今回の避難訓練の評価について、現時点で市はどのように評価をされてらっしゃるのか、お願いします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 小浜市におきましては、このたびの訓練において、全地区の住民が県内の広域避難先へ避難を実施いたしました。また、安定ヨウ素剤の配布やスクリーニング、除染等の訓練のほか、小浜病院や福祉施設等において、要支援者の避難訓練が実施されております。 安定ヨウ素剤の配布やスクリーニング・除染訓練においては、大きな混乱もなく対応でき、また避難先での受け入れにつきましても、おおむね順調に行われたというふうには認識しております。 今後、訓練の検証につきましては、国、県が中心となり行われることになりますが、その検証結果を踏まえまして、広域避難計画がより実効性のあるものになるように、国、県と協議を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 安定ヨウ素剤の配布やスクリーニング、そして除染のシミュレーション、避難先での受け入れ体制も実際に体験できる貴重な体験でした。 今回の避難訓練は大変多岐にわたっての検証があったと思います。国と県が中心となり検証が行われているようですけれども、それを待つだけでなく、小浜市独自の検証を事前に進めていく必要もあるのではないかと思います。今回、小学校においての児童引き渡し訓練と広域避難訓練も同時に実施されておりましたが、子どもは生活の3分の1を学校で過ごしていきます。先生と保護者との連携をスムーズにとれるように、検証結果を他の学校とも共有して、今後の引き渡し訓練に生かしていっていただきたいと思います。 災害はいつ起こるかわかりません。大人がいつもそばにいられるとは限らないということです。今回の避難訓練の実施日は、夏休みの土曜日でした。共稼ぎ率の高い小浜市です。夏休みや土日祝日など、家庭に子どもしかいない状況や、外で遊んでいるときに事故が発生することも考えられます。そのような状況での避難行動について、市の考えをお伺いします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 今、議員がおっしゃられましたそのような状況におきましては、保護者が帰宅するまでの間、屋内退避をしていただくということが基本であると考えております。また、保護者が帰宅されるまでの間、子どもの行動につきましては、学校での防災教育を踏まえた中で、家庭内で日ごろから話をしていただき、有事に備えることが大変重要であると認識をいたしております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 今回の防災無線では、「高浜発電所における事故が発生し、屋内退避指示が発令されました。全市民は屋内に避難してください」とありました。この屋内退避なんですけれども、この表現はどこまで浸透している言葉なのか、少し疑問に思いました。 今回、避難訓練に参加していない子どもを持つ親御さんや、高校生、中学生など、13人に聞くチャンスがありましたので、どのように理解をしているか確認してみました。家の中に入る、窓を閉めると答えた人はいましたが、換気扇をとめるとまでは知らないということでした。実は、親や中高生も何となくしか知らないような表現なのかもしれません。小学校の先生に伺ったところ、学校では屋内待避という言葉は使わず、「校内へ入り、窓を閉めて静かに待ってください」と放送するようです。より具体的でわかりやすい表現です。「屋内退避指示が発令されました。家の中へ入り、窓を閉め、換気扇をとめて、外の空気が家の中に入らないようにしてください」というような具体的な表現は、子どもにわかりやすいだけでなく、大人や高齢者もすぐに行動に移せるのではないでしょうか。もちろん、家庭内で日ごろから話し合うことは大変重要なことだと思います。そのきっかけとして、こういう避難訓練のタイミングに実践できるというのが一番大事なんだと思います。全市民を守るんだという気持ちで、1回の避難訓練を欲張って、より多くの市民が具体的に行動できる訓練にしていっていただくのがいいと思いました。 人は経験したことやイメージできたことしか行動できないので、これからの避難訓練に、どうかそのような意識も入れていただきたく、よろしくお願いいたします。 今回、5キロ圏から30キロ圏内のUPZ圏の避難時に安定ヨウ素剤に見立てたあめの緊急配布がありましたが、安定ヨウ素剤は甲状腺被曝を予防するために服用するものですけれども、配布時にヨウ素アレルギーの有無を問われても、事前に把握していなければ回答が難しいと思われます。それは、市はどのように考えておられますか。 ○議長(下中雅之君) 市民福祉課長、山本君。 ◎市民福祉課長(山本佳代子君) お答えします。 安定ヨウ素剤緊急配布における国の指針では、ポピドンヨード液およびルゴール液使用後、ならびにヨウ化カリウム丸服用後にじんま疹、呼吸困難、血圧低下などのアレルギー反応を経験した者は安定ヨウ素剤の服用不適切者に該当し、安定ヨウ素剤の配布を行わないと明記されております。 ポピドンヨード液およびルゴール液はうがい薬として使われており、使用の際にアレルギー症状を起こした経験の有無が配布の基準となっておりますが、その有無が不明の場合は配布対象となることが指示されております。そのため、平素からヨウ素に対しじんま疹や過敏症等のアレルギー反応を経験したことがあるかなどを把握しておくことが重要でございます。 安定ヨウ素剤は、その服用により発疹等の副作用が生じる可能性があるものの、放射性ヨウ素による内部被曝に対する防御効果が期待されております。特に子どもはヨウ素感受性が高いため、うがい薬等でのアレルギーの経験がなければ配布の対象となっております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) うがい薬でアレルギー反応がなければ、それは飲んでいいということで、そういう正しい情報というのをしっかりと伝えていくということが大事だと思います。 発災のときは、自家用車での避難になります。配布時に受け取る側の判断に一瞬でも迷いが生じると、それが渋滞の原因につながっていくと思います。トンネル出口のブレーキが自然渋滞を生むのと同じ現象になります。ただでさえパニックを起こしているときに、このようなことが少しでも少なくなるように、普段から自分自身の状態というのを把握しておくということを事前に確認しておく機会を持っておくことが大事なのかなと思います。発災のときには行動がスムーズに進むように、事前にできることは1つずつクリアにしておく必要があると思います。 避難行動や、事前に知識を得られる機会を作るため、市の今後の取り組みをお伺いしたいと思います。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 今後も小中学校が定めます原子力災害時避難計画に基づきまして、原子力災害時の対応につきまして身につけていただくとともに、市といたしましても、原子力防災に関します教材の貸し出しや、学校および地域のPTAなどに対しまして出前講座等を実施するなど、原子力防災の知識についての周知を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 周知といいましても、言ったであったり、チラシを配布したというようなだけでは周知にはならないと思います。相手がしっかり理解していなければ伝えたことにはならないのです。子どもに伝えるなら、例えば学校から、保護者に伝えるなら子どもからなど、確実に伝わる方法というのを工夫していっていただきたいと思います。 正しい知識がなければ判断はできないと思います。そして、早期の正しい情報がなければ行動もできません。もちろん、原子力災害は起こらないことが一番です。安全は十分配慮してもらうことを強く求めますが、安心は対策をとっていることから生まれるのだと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 次に、一般災害時のケースについて、お尋ねいたします。 高齢者や障がい者など要配慮者のうち、自力で避難ができない高齢者や障がい者などの避難行動要支援者の避難について、避難行動要支援者の避難体制の現状および課題をお尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 高齢・障がい者元気支援課長、清水君。 ◎高齢・障がい者元気支援課長(清水淳彦君) お答えいたします。 平成23年の東日本大震災におきまして、被災地全体での亡くなられた方のうち、65歳以上の高齢者および障がい者の方で亡くなられた方の割合が非常に高かったことから、国は平成25年の災害対策基本法の改正におきまして、自力では避難が困難な避難行動要支援者の名簿を作成することを義務づけました。本市では、高齢者や障がい者など、いわゆる生活弱者の方の災害時における避難や救済につきまして、地域と連携、協働して対応することが最重要であると考え、民生委員さんの協力を得ながら1人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯、障がい者といった要配慮者の台帳を整備いたしました。平成27年度には、整備しました要配慮者台帳をもとにしまして、要介護2以上の介護を必要とする高齢者や、自力で避難することができない高齢者、障がい者の避難行動要支援者の名簿を作成したところでございます。平成28年4月現在、小浜市の避難行動要支援者の数につきましては、高齢者と障がい者について重複する方もございますが、高齢者が680名、障がい者が794名、延べ1,474名の方について名簿化しております。 作成しました避難行動要支援者名簿を実効性のあるものにしていくためには、地域において助け合う、いわゆる共助の力が大切であると考えておりまして、その体制づくりが課題となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 先月末から今月にかけて、台風9号、10号では、東北と北海道へ甚大な風水害をもたらしました。それを受け、先日の台風13号の影響で、降雨量が増した地域の高齢者施設では、早目の避難行動をとり無事であったというニュースが出ておりました。在宅の場合は地域における助け合いの力が大変必要になってくると思います。避難行動要支援者がどこにいるのか、状況把握は必要になってきます。平成28年4月の時点で、重複している方はあるとはいえ、1,474名の避難行動要支援者がいる事実を知ったことで、必要な行動を考えることが求められてくると思います。現状を知ることから次の取り組みが見えてきます。 それでは、避難行動要支援者の避難支援の取り組みについて、お尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 高齢・障がい者元気支援課長、清水君。 ◎高齢・障がい者元気支援課長(清水淳彦君) お答えいたします。 本市では、災害時の避難支援等を実効性のあるものにするため、避難行動要支援者名簿をもとにしまして、避難行動要支援者を、誰が、どのように、どこの避難所に避難させるかということを記しました避難支援個別計画の作成を進めているところでございます。第5次小浜市総合計画改定基本計画では、このたび、目標指標として、避難行動要支援者の避難支援個別計画の作成率を追加いたしまして、平成32年度までに100%の作成を目指すこととしております。 今後、区長さんを中心に自主防災組織や民生委員、消防団など、地域防災の関係団体が連携して、避難支援個別計画を作成し、要支援者を支援していただけますよう各区に働きかけてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 避難支援個別計画には、誰が、どのように、どこの避難所に避難させるかということが明記されているということだったんですけれども、どのタイミングというのも重要なポイントになってくるのかと思います。 また、在宅介護を受けている方が避難をしても、避難所のトイレは和式だと使えない、避難所へは、だから行かないとおっしゃっておられました。避難を行う支援と避難所での生活面での支援は、対応者が異なるのだと思います。受け入れ先の避難所の環境整備についても把握した上で、関係団体とともに介助になれた方も連携できるようにお願いしたいと思います。 次に、避難所の運営について、市の現状をお伺いいたします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 市では、職員初動マニュアルに基づきまして、指定避難所となる施設に市職員を配置し、避難所を開設いたします。避難所では、避難者の受け入れや名簿の作成、避難者の要望の把握と物資の配布、また災害対策本部との情報連絡を行います。また、避難所生活の長期化を想定しまして、避難者を受け入れた場合に円滑な避難所運営が行われるよう、小浜市避難所運営マニュアルを本年4月に策定いたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 避難所運営マニュアルが4月に策定されたとのことですけれども、子どもや女性、高齢者や障がい者など、避難行動要支援者に配慮した避難所の体制について、お伺いいたします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 避難所の配置職員にできる限り女性職員を配置して、避難所運営において女性の視点を取り入れられるよう、配慮いたしております。 また、避難所運営マニュアルにおきましては、子どもや女性のほか、高齢者や障がい者などの配慮を要する方のための専用スペースを設けるなど、子どもや女性に安心して避難生活が送れるように配慮をいたしております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。
    ◆1番(熊谷久恵君) 平成25年の9月の台風18号の災害では、避難勧告が出た時点で既に道路が冠水しているなど、避難所へ行けない状況でした。避難情報の発信と避難行動について、市はどのようにお考えかお尋ねいたします。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 避難勧告などの避難情報につきましては、避難勧告等の判断伝達マニュアルに基づきまして発令をしておりまして、段階的に避難準備情報、避難勧告、避難指示となっております。平成25年の台風18号におきましては、午前2時15分に避難準備情報を、午前3時55分に避難勧告を発令いたしましたが、夜間での避難であったことや道路の冠水等によりまして、指定避難所への避難をすることができない住民も多く見られました。市では、このような状況を踏まえまして、避難勧告等の判断伝達マニュアルを改正し、夜間における避難を回避するために、早期の避難情報の発令や早い段階での避難所の開設をするなど、対策を図ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 過去の経験が生かされて改善されているというのは、大変ありがたいことです。 続いて、自主防災組織の現状について、お尋ねいたします。 昨年9月にお伺いしたときは、148行政区中に87区の結成ということでした。1年間でどれぐらいふえましたか。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 現在、小浜市自主防災組織の育成に関する要綱に基づき登録されています自主防災組織につきましては、行政区単位で88区結成されておりまして、組織率が約60%となっております。 結成促進に向けた取り組みとしましては、ことし7月に未登録の行政区に対しまして自主防災組織の結成と登録の依頼をさせていただき、幾つかの区からは結成の意向や問い合わせをいただいているところでございます。 登録をいただいた自主防災組織につきましては、防災活動の一助となります資機材をお渡しするとともに、小浜市自主防災組織等活動支援事業補助金によりまして、その活動に対して財政的な支援も行っているところでございます。 今後も結成に向けた働きかけを行っていきますとともに、既に登録されております組織につきましても、継続的な防災活動を行っていただけるように呼びかけてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 地域の防災力を強化するには、自主防災組織はもちろん、住民の防災意識の向上が欠かせないと考えますが、市はどのように取り組まれておられますか。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 自主防災組織は地域の住民がお互いに助け合う共助の中核をなすものでありますけれども、その原点は住民一人一人の自分の身は自分で守るという自助の意識にあります。このことから、地域防災力の強化には、住民一人一人の自助意識の向上が非常に重要であると認識いたしております。 本市におきましては、洪水や津波など各種の災害における被害想定や、避難時の注意点などを記載しましたハザードマップを作成し、全戸に配布しております。また、平成27年8月発刊の「小浜市暮らしの便利帳」におきましても、ハザードマップや家庭における日ごろの備え、避難時の注意事項などを掲載し、周知をしたところでございます。また、出前講座や広報企画番組などを通じまして、自助・共助の重要性を訴え、一人一人が防災に取り組む必要性についても啓発に努めているところでございます。 ことし5月の区長総会では、「自分で守る地域で守る地域防災力」と題した講演を行い、防災知識の習得や防災訓練の重要性も訴えております。 また、地域で行います防災訓練の有効性につきましても周知を図っており、防災意識の高い地域におきましては、毎年継続して訓練が実施されていると聞いております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 全戸配布したハザードマップは、8年前、平成20年度の改定版になっておりました。生守なども、新築の住宅入居ですね、区民が非常にふえてきております。平成25年の台風18号の情報も含め、そろそろ更新のタイミングではないでしょうか。 近年のゲリラ豪雨は不安を覚えます。温暖化の影響もあるんだと思います。ことし7月には、今富まちづくり協議会主催で「南川が決壊したらどうなる、どうする。そのときあなたは家族を守れますか」と題し、防災講演会が行われました。参加者は120人、会場は満席でした。若いお母さんも参加してくれ、講演を聞いた後、「大変勉強になった。子どもたちを守るにはどうしたらいいんやろうって改めて考えたわ」と感想をおっしゃってました。 住民の意識向上について、子どもを交えた家庭における防災教育が重要であると考えます。子どもや家庭に向けた防災意識啓発の取り組みについて、どのように考えておられますか。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 子どもへの防災教育の働きかけは、本人はもとより、その親や周囲の人々の防災意識を高めることにもつながることから、非常に有効であると認識しております。東日本大震災時に釜石の小中学生が率先して避難し、多くの命が助かった、いわゆる釜石の奇跡と称される事例がありますように、常日ごろからの防災教育が大変重要であることから、子どもや保護者に対して防災訓練や防災講演会などへの積極的な参加について、周知を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) それでは、市内には津波避難における海抜表示板も設置されていますが、観光客や、平成30年には国体もあり、土地勘のない方々が迅速に避難できるように、避難所や高台などを示す表示板の設置が必要と考えます。現在も1つあるんですけれども、海抜の表示だけで矢印があったりとかどこに逃げるのかというようなところまでの表示はないと思います。また、そういう表示をしていただくことで、住民の方々の防災意識の向上にもつながったりするのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(下中雅之君) 生活安全課長、岩滝君。 ◎生活安全課長(岩滝満彦君) お答えいたします。 市では、観光客などの地理に精通していない方々に対して、駅前、広峰などの主要道路の27カ所に避難所の案内看板や標識を設置しております。また、津波避難のための海抜表示板につきましては、小浜、雲浜、西津地区に、合わせまして130カ所設置しております。 しかしながら、津波に対する一時避難場所や高台の方向を示す案内看板につきましては、設置されていないのが現状でございます。今後、津波等の災害に備えた防災看板の設置につきましても検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) ぜひよろしくお願いいたします。 防災は、ソフトもハードも両方が必要になってくると思います。今はソフトの部分についての質問をさせていただいたんですけれども、南川の深谷付近では、平成25年18号台風の被害で杉の倒木がそのままになっております。また、根の部分もむき出しになり、いつ倒れてもおかしくないような状況です。そのときに流れた竹は、今、JRの鉄橋あたりに流れ着いて引っかかっています。飛川橋の崩落は、倒木のひっかかりが原因でした。東北、北海道を襲った台風10号による堤防決壊や橋崩落の被害も、過去に例を見ない降雨量に伴い、大量に流れ出た流木や土砂の影響が大きいと砂防・地すべり技術研究所の専門家が分析しております。 市長の所信表明に、「防災対策の取り組みは市民の生命および財産を災害から守る大変重要な施策で、2期目の公約の重要課題として取り組んできた」とありますが、過去の施策にせず、進行形で南川への整備への力も入れていただきたいとお願いしたいと思います。 続いて、自然を生かした輝くまちづくりについて、お尋ねします。 5つの公約の前段には、「豊かな自然や受け継がれてきた食や文化財、歴史などの地域資源をいかに磨き上げるか」とおっしゃっています。小浜には、市内からコンパクトな距離で、山、川、海、それぞれにすばらしい自然素材がたくさんあります。高いビルはありませんが、小高い山からの景色は最高です。小浜公園から星の広場への散策は、ホテルからの散策にもちょうどよく、短時間で登れ、小浜湾が一望できます。その奥には久須夜ケ岳がそびえ、小浜市内も見渡せます。ここから見る夕日も、また格別です。小浜公園から星の広場までの散策道、星の広場周辺の整備と活用について、お伺いいたします。 ○議長(下中雅之君) 産業部次長、和久田君。 ◎産業部次長(和久田和典君) お答えいたします。 議員、仰せのとおり、小浜の自然景観は、海や夕日を背景に季節ごとに楽しめる素材が数多くありまして、小浜公園の展望台からは小浜湾や白鳥海岸、久須夜ケ岳が眺望できるなど、ビューポイントの一つと認識しております。 小浜公園の展望台に至るまでの散策道は、市民の方の散歩コースとしても利用されております。散策される方が歩きやすいよう散策道の除草や樹木の伐採等を行っておりますが、ボランティアで毎年除草等をご協力くださる方もおられます。市といたしましても、定期的な除草等を行いまして、散策道の環境整備に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 自然というのは、無償で恩恵を与えてくれています。きれいな景色を見たら次もまた行ってみたくなるものなのです。語り部で拠点当番をしていると、小浜へは何度も来ているとおっしゃる方が少なくありません。しかし、期待を裏切れば、次はもうありません。まず、場を磨く。それが大事なんだと思います。 9月の第1土曜日は、毎年各種ボランティアの方や市の職員もボランティアで清掃活動をされています。研けば輝く自然はたくさんあると思います。 少し上級者向けに、ガイドと同行であれば初心者も楽しめる百里ケ岳から駒ケ岳、針畑を越える鯖街道、久須夜ヶ岳から蘇洞門へおりる逆登山道なども、景観は美しいのですが、看板や道案内板が古くなっており、せっかくの期待感を裏切ることになっております。看板や道案内板などの環境整備について、どうお考えでしょうか。 ○議長(下中雅之君) 産業部次長、和久田君。 ◎産業部次長(和久田和典君) お答えいたします。 百里ケ岳や鯖街道は、小浜山の会の方が登山を楽しまれるときに掃除などのご協力をいただいておりまして、久須夜岳から蘇洞門に向かうトレッキングコースは平成16年ごろに市が看板などを整備いたしましたが、それ以降は利用者の方々のご厚意によりまして、気のついたところについて手を入れていただいている状況でございます。古くなりました看板の取りかえや、必要箇所への看板設置につきましては、地元や関係団体のご協力を得ながら、登山道ごとに統一感のある自然景観に見合った看板の設置を検討していきたいと考えております。 また、補修に必要な材料等の支給につきましても検討していきたいと考えておりますし、設置にあたりましては、小浜山の会の皆様をはじめ関係団体のご協力を仰ぎながら取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 山好きは朝早くから登山へ出発します。早朝は野鳥のさえずりなどのだいご味もあります。だから前泊でアプローチができるんだと思います。宿泊や土産物までをアプローチした提案で誘客をしていけば、山の看板設置など環境整備も費用対効果が見込めてくると思います。それだけこの若狭の山は魅力があるんです。 エンゼルラインからも、駒ケ岳からも、こうのとり大橋の翼を広げたアーチがしっかり見えます。位置関係がわかり、シンボルマークになっています。蘇洞門の逆登山は雄大な大門、小門の内側へ出てきます。間近に見上げることができるのです。そして、どちらの山もブナの原生林を歩きます。都会の人には、宿泊先から数十分で登山道へ行き、原生林を歩けるのは大変魅力的なポイントなんです。 また、海なんですけれども、若狭湾で夜光虫や海ほたるを見られたこと、皆さん、ありますでしょうか。この夏、ナイトシュノーケルをしたときに、海の中に足を運ぶと、きらきらと星くずをちりばめたように海面が輝いておりました。海水をすくって体にかけると、ラメをまとったようにきらきらと輝きます。子どもはその瞬間の風景を一生忘れません。感動は記憶に刻まれるからです。 観光をみがくことは、今ある素材、特に自然景観をそのまま生かしながら、観光客の増加を図ることではないでしょうか。自然素材を生かした観光誘客について、市長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(下中雅之君) 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) お答えいたします。 小浜市には、ご指摘のように、歴史的な景観、それから豊かな自然環境がございまして、これらの地域資源を研き上げていくということが非常に重要なことであると認識しております。 自然の食、文化、歴史等の地域資源を利活用いたしました海の体験施設でございますブルーパーク阿納での実績を内外海全体に波及させていきたいと考えております。また、日本遺産「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国若狭と鯖街道~」が全国ブランドに育つよう、鯖街道がつなぐ観光交流や地域活性化にも努めていきたいと考えております。 それらに加えまして、針畑越えの鯖街道や百里ケ岳で自然に親しんだ後は、PR看板の設置等により市街地へ足を運んでいただき、消費行動へつなげていきたいと思っております。例えば、1つのツアーとして、1日目は自然に親しみ、宿泊して、翌日は伝統工芸体験や寺社めぐり、それから土産物購入などの観光消費の増加に向けまして、観光客の行動を導き出すような仕掛けづくりを関係団体とともに考えていきたいと思います。 私も、小浜の自然景観には愛着と誇りを持っております。地元はもとより、全ての小浜の市民にとっての財産でありまして、自信を持って宣伝、紹介できるよう、整備に努めていきたいと思います。 住んでよく、そしてまた訪れてよいまちの実現に向けまして、地元の方々、関係団体の皆様方にご協力を得ながら研いていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(下中雅之君) 1番、熊谷久恵君。 ◆1番(熊谷久恵君) 語り部で道の駅の拠点当番をしていると、「鯖街道へ行きたいのだけど」という声を、この夏だけで5回聞きました。やはり、新聞の特集や記事、雑誌への掲載が効いているようです。初めてとおっしゃる方には、鯖街道ウオークをお勧めしていますが、現在は年に1回なので来年まで待つことを残念がられておられます。海もすばらしい、山もすばらしい、川も。単独で集客するのではなく、ストーリー性を持って連携することで、より一層の魅力的なアプローチにつながると思います。今ある資源を研き、組み合わせることで新たな展開となり、住んでよし、訪れてよしのまちが実現に向かっていくんだと思います。 小浜を研く、大いに期待して、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(下中雅之君) これをもって、一般質問を終結いたします。 △日程第2 議案第69号より議案第73号 ○議長(下中雅之君) 日程第2 議案第69号小浜美郷小学校校舎新築(建築)工事請負契約の締結についてより議案第73号小浜市民体育館耐震補強(建築)工事請負契約に関する変更契約の締結についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 ○議長(下中雅之君) 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第2をもちまして、議題に供していただきました議案第69号から議案第73号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 議案第69号から議案第71号まで、小浜美郷小学校校舎新築に係る建築、電気設備、機械設備に関する工事請負契約の締結について、議案第72号小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事請負契約の締結について、および議案第73号小浜市民体育館耐震補強(建築)工事請負契約に関する変更契約の締結についてでございますが、地方自治法第96条第1項第5号および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 以上が提案理由の説明でございまして、詳細につきましては、この後、担当職員から説明いたさせますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(下中雅之君) 総務部長、伊須田君。 ◎総務部長(伊須田尚君) それでは、議案第69号小浜美郷小学校校舎新築(建築)工事請負契約の締結についてから議案第73号小浜市民体育館耐震補強(建築)工事請負契約に関する変更契約の締結についてまでの5議案につきまして、お手元の議案書によりご説明をさせていただきます。議案書の1ページをお願いいたします。 議案第69号小浜美郷小学校校舎新築(建築)工事請負契約の締結についてでございます。 提案理由といたしましては、小浜美郷小学校校舎新築(建築)工事請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的は、小浜美郷小学校校舎新築(建築)工事でございまして、契約の方法は制限付き一般競争入札によるものでございます。 契約金額は13億2,408万円で、契約の相手方は若狭・松岡・嶋田共同企業体、代表者、福井県小浜市駅前町10番11号、若狭建設工業株式会社代表取締役、新谷匠様でございます。 2ページをお願いいたします。 議案第70号小浜美郷小学校校舎新築(電気設備工事)請負契約の締結についてでございます。 提案理由といたしましては、小浜美郷小学校校舎新築(電気設備工事)請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的は、小浜美郷小学校校舎新築(電気設備工事)でございまして、契約の方法は制限付き一般競争入札によるものでございます。契約金額は2億196万円で、契約の相手方は山本電気工事株式会社・藤田電機株式会社小浜美郷小学校校舎新築(電気設備工事)共同企業体、代表者、福井県小浜市遠敷7丁目303番地、山本電気工事株式会社代表取締役、青野雅也様でございます。 3ページをお願いいたします。 議案第71号小浜美郷小学校校舎新築(機械設備)工事請負契約の締結についてでございます。 提案理由といたしましては、小浜美郷小学校校舎新築(機械設備)工事請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的は、小浜美郷小学校校舎新築(機械設備)工事でございまして、契約の方法は制限付き一般競争入札によるものでございます。 契約金額は2億5,617万6,000円で、契約の相手方は小浜上田建材株式会社・株式会社直組小浜美郷小学校校舎新築(機械設備)工事共同企業体、代表者、福井県小浜市和久里9号1番地8、小浜上田建材株式会社代表取締役、上田義信様でございます。 4ページをお願いいたします。 議案第72号小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事請負契約の締結についてでございます。 提案理由といたしましては、小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的は、小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事でございまして、契約の方法は制限付き一般競争入札によるものでございます。 契約金額は4億6,872万円で、契約の相手方は株式会社藤本建設・株式会社塩野工務店・有限会社山本工務店小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事共同企業体、代表者、福井県小浜市南川町第17号1番地の2、株式会社藤本建設代表取締役、藤本勲様でございます。 5ページをお願いいたします。 議案第73号小浜市民体育館耐震補強(建築)工事請負契約に関する変更契約の締結についてでございます。 提案理由といたしましては、小浜市民体育館耐震補強(建築)工事請負契約に関する変更契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的は、小浜市民体育館耐震補強(建築)工事の請負契約金額の増額でございまして、契約の方法は工事請負契約の変更でございます。 契約金額は、変更前3億2,616万円に597万7,800円を増額し、変更後の金額を3億3,213万7,800円とするものでございます。 契約の相手方は若狭・塩野共同企業体、代表者、福井県小浜市駅前町10番11号、若狭建設工業株式会社代表取締役、新谷匠様でございます。 以上、説明とさせていただきます。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (なし) ○議長(下中雅之君) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案をさきに配付いたしました議案付託表のとおり産業教育常任委員会に付託いたします。 △散会 ○議長(下中雅之君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 明10日から14日までは休会とし、15日は定刻本会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。                           午前11時48分散会 上会議の次第を記し相違ないことを証明するために署名する。           平成  年  月  日           小浜市議会議長           署名議員   3番           署名議員   11番 上会議録は地方自治法第123条の規定により調製したものである。        小浜市議会事務局長  齊藤睦美...